明快入門 Visual Basic 2005 ビギナー編 (林晴比古実用マスターシリーズ)
- 作者: 林晴比古
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2006/03/23
- メディア: 大型本
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この本は、一般的な入門書とは違う。普通入門書でイメージするのは、はじめは簡単な仕組みから説明が入り、何かを作りながら徐々に高度なプログラムが完成すると言ったストーリー的な本を思い浮かべるが、この本はどっちかって言うと「リファレンス」本だ。
だから頭から最後まで読んでも何か大きなプログラムが完成するわけではない。テキストボックス、フォーム、ボタン等の使い方を丁寧に解説した本というのが正しい。
だから、この本の使い方は、「拾い読み」が正しい。途中から読んでもOKだ。「あー、このフォームのココの使い方がどうなってるのか知りたい、忘れた」と言うときに索引からダイレクトに該当するコントロールの説明を読めば「ふんふん」と理解出来る。
そんな辞書的な本だ。初心者は他の入門書を数冊体験してから、この本を辞書的に読むべき。
今出版されている「明快入門Visualbasic2008」とは、本文中のVisualbasic2005の2005の部分を2008に書き換えてあるのと、2008の新機能を加筆した内容になっているので、2008版を買い直す必要はあまりないかも知れない。でも、ミスプリや表現などは細かく変更されているかも知れないので、やっぱり最新版が欲しいかも知れない。
この本を「入門」とするのはどうかな?「リファレンス入門」位にして欲しいな。僕みたいな初心者がいきなり買ったら、ちょっとだまされた感じは否めないと思う。でも他書にない細かい解説が載っているので、辞書として時間のある時にじっくり細かな項目について調べたい時があると思う。そういう時には持っていてすばり正解な本だと思う。