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「おしん」と「純情きらり」は一生に一度は見といた方がええ。

今、NHKオンデマンドでやってる「純情きらり」を見てるんだけど、最近のアニメやドラマが忘れた「教え」のようなものが結構随所に詰め込まれてる。



おしん」では、大根飯がどんなものか、貧乏がどんなものかとても印象深かったし、今の環境がとてもありがたく感じられた。


純情きらり」では、社会全体の締め付けによって翻弄される表現者(芸術家)の苦悩がえがかれていてやはり今の環境をありがたく感じざるを得ない。


どちらも戦争という社会情勢がドラマの筋立てを大きく左右した作品だ。


現代では、戦争を経験した当事者はどんどん亡くなって行くし、戦争を扱った良質なドラマも少なくなって行く。


現代人が「今をありがたい」と感じる機会がどんどん少なくなって行くような危機感を感じる。


おしん」でも「純情きらり」でも、「今のありがたみ」を感じていないお金持ちのお坊ちゃんやお嬢ちゃんか描かれているが改心しないかぎりろくな結末にはなっていない。


現代の私たちはまさにこのきかん坊の「金持ちのぼんぼん」であり「お嬢ちゃん」だ。このぼんぼんやお嬢ちゃんに渇を入れ目を冷まさせる為には「再び戦争を起こす事だ」あるいは未曾有の危機に追いやる事だ。


しかし、それはいくら何でも乱暴過ぎる。


様々な欲を追求した果てに何が待っているのか。日本は大丈夫なのか。不安でたまらんわい。


せめて今流行の3D技術でもCGでもなんでもいいから、良質な飢餓(変な言い方だけどちゃんと教訓を残す物・教育の一環として)を体験できるドラマ、アニメ、映画、アトラクションを日本国民が義務教育として視聴出来るようにするのは、以外と重要な事じゃないか?


おしん」なんて今の若い世代には、視聴のきっかけすらないと思う。


●pickup●NHKオンデマンド 連続テレビ小説 おしん
昭和58年(1983)に放送した、脚本家・橋田壽賀子が手がけた連続テレビ小説。山形の寒村に生まれたヒロインが、明治から昭和まで80余年の激動の時代を懸命に生きる生涯を描いた人間ドラマです。けなげな少女期を小林綾子、青春期から中年期を田中裕子、晩年を乙羽信子という3人の女優が演じ分け、日本中に「おしんブーム」を巻き起こしました。平均視聴率52.6%、最高視聴率62.9%という驚異的な数字を記録しました。


●pickup●NHKオンデマンド 連続テレビ小説 純情きらり
昭和初期から激動の戦中戦後、さまざまな試練や戦火を乗り越えて、音楽への夢と愛を貫くヒロイン・桜子の波乱万丈の人生を描きます。舞台は八丁みその産地・愛知県岡崎市と芸術家たちが集まる東京の下宿。おてんばですが、けなげに生きる桜子を宮崎あおいがいきいきと演じ、多くの共感を呼びました。原案は津島祐子の『火の山―山猿記』。平成18年(2006)4月〜9月に放送した連続ドラマです。